「ジャルダン ポール・ボキューズ」。その名をご存知ない方はいらっしゃらないだろう有名店。フランス・リヨンにある「ポール・ボキューズ」本店から受け継がれるスペシャリテに加え、地元の新鮮な食材を活かして考案された「ひらまつ」の季節感あふれるフランス料理のコラボレーションを楽しむことができる同店。本日はそんな「ジャルダン ポール・ボキューズ」のちょっと贅沢なランチをピックアップ!!
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金沢の伝統文化を感るインテリアにも注目!!
大正時代の面影を感じるエントランス。反対側はガラス張りの近代的な建物となっており、まさに金沢の「今」を象徴するかのような建物、それが「しいのき迎賓館」です。室内に入ると目に飛び込んでくるのが、趣のある階段。歴史を感じます。歴代の知事さんたちもこの階段をのぼったのでしょうか ?!
そんな階段をのぼった2階に「ジャルダン ポール・ボキューズ」があります。
雪吊りや漆器など金沢の伝統文化を感じる素材やモチーフがアクセントとなっているインテリアデザイン。その片鱗は、店内に入る前のこのウエイティングスペースからも見て取れます。
ランチは3,700円〜となっていますが、今回は一番お手頃にフルコースランチを楽しむことができる「 MENU SPECIAL (4,700円)」をオーダーします。アミューズ・ブーシュはこの季節ならではの食材ズワイガニとカリフラワーのムース。コンソメジュレと共にいただきます。
続いては前菜。
前菜は美食家風サラダ。中央にあるポーチドエッグには、マヨネーズの原形となったソースがかかっています。周りには、ブリオッシュという甘みを効かせた牛乳たっぷりのパンに、フォアグラのムースがのせられています。
手前には、サーモンのマリネとインゲンと砂肝のサラダ、左上には有機野菜とその上に合わせられた生ハム。見た目も美しくてこれからのお料理への期待感が増します。
ポール・ボキューズのあるフランス・リオンの郷土料理である「白身魚のクネル」。
すり身にした白身魚をふっくらと蒸しあげたもので、アメリケールという海老の濃厚なソースをたっぷり絡めていただきます。クネルの上には、ホワイトマッシュルームとパイ、横にはキノコのモリーユ茸と海老が添えられています。この濃厚なソースは大変美味しくて、食べ終わった後は、パンで全てを残さずいただきました。
メインの鴨肉。
ヨーロッパから美味しい鴨を輸入しているそうです。皮目をハチミツと麹に漬け込んでから、カリッと焼き色をつけて、低温のオーブンでゆっくりと柔らかく仕上げたもの。下には甘みたっぷりのたまねぎのソテー、手前には、黒胡椒の香りをつけた赤ワインのソース。
ポール・ボキューズのあるフランス・リオンでは、鴨肉は必ずカブを合わせるそうで、それはこのお皿でも。
左側にはカブのグラッセ、右側が芽キャベツとコカブです。カリカリの皮と、しっとりとした鴨肉は絶妙で美味しいかったです。デザートは好きなものを選ぶことができます。左から、ウ・ア・ラ ネージュという浮島という意味のケーキ。カスタードクリームのようなソースの上にメレンゲを焼いたお菓子が浮かんでいます。その横はリンゴのタルト、その横はババオラムと言って、サバランという小さなドーナッツのような小さなお菓子を、ラム酒風味のシロップの中で膨らませたフランスの伝統菓子。一番右がガトーオペラ。オペラ座に見立てて、チョコレートとコーヒークリームを層にしたデザートです。その他、洋梨のコンポートや、ボキューズで有名なクリームブリュレなどを焼いてもらうこともできます。
ウ・ア・ラ ネージュ。今流行りのフォトジェニック感がありますね。
ガトーオペラはフルーツを添えていただきました。
味はもちろんですが、スタッフの方のきめ細やかな対応はさすがの一言です。ちょっとした贅沢ランチをお考えの方に、ぜひオススメしたいお店です。
ジャルダン・ポール・ボキューズの口コミ
ランチ!金沢のフレンチの名店ジャルダン・ポール・ボキューズ。前菜の魚とメインの鴨。レアなワインもうまい。旧金沢県庁舎。 pic.twitter.com/KbJL0OnfOC
— 五十匁太郎 (@gojyumonmetarou) 2015年11月14日
店舗情報
店名 | ジャルダン ポール・ボキューズ |
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ジャンル | フランス料理 |
TEL・予約 | 076-261-1161 |
WEB | https://www.hiramatsurestaurant.jp/paulbocuse-jardin/ |
住所 | 石川県金沢市広坂2-1-1 |
営業時間 | 【昼】 11:30〜15:00(13:30 L.O.) 【夜】 17:30〜22:00(20:00 L.O.) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日に振替) |
カード | 可 |
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