ネパールカレーの美味しさを伝えたい。そんな思いから生まれた食堂
『コイノボリ食堂』をご存知でしょうか ?!
金沢から少し離れたかほく市高松にある同店。色々面白いことをしているという噂を聞きつけ、行ってきました !! 玄関で靴を脱ぎ、店内へ。
吹き抜けの空間に机がドーンと並んでいます。奥にあるのは..
これネパールの国旗ですよね ?!
なにやら寄せ書きのようなものが…。エスニックなストールなどの雑貨が置いてあります。どうやら販売もしているみたい。
そうなんです。
『コイノボリ食堂』
名前から受けるイメージとは異なり、ネパール料理のお店なのです !!
バックパッカーとしてタイ、インド、マレーシア、オーストラリアなどを渡り歩き、その後辿り着いたネパールで出会った「ネパール カレー」に衝撃を受け、その美味しさをみんなに伝えたいとオープンしたのが『コイノボリ食堂』です。
ちなみに『コイノボリ食堂』という名は、和食のお店で修行していた時代から、年齢に関係なく子供から大人・ご老人までが「おいしい」と行ってもらえるものを食べられる場を作りたいと思い考えていた名前なんだそうですこちらが『コイノボリ食堂』のメニュー。
ダルバートというネパールの代表的な家庭料理がオススメらしいので、野菜カレーのダルバートをオーダーしてみます。
まずは店主が衝撃を受けたというネパールカレーを一口。
カレーといえば、スパイスが効いていて..というのがほとんどの方が持つイメージかと思いますが、ネパールのカレーは、日本人に丁度いい塩梅のスパイス加減で、むしろ優しい味です。
カレーだけどカレーじゃない。
毎日食べても飽きないような、そんな味わいです。
店主は、ネパールのホームステイ先のお母さんの料理作りの手伝いをしながら、ネパールの家庭の味を学んだでそうです。
「こんな野菜ってうまいんだ !! 僕がネパールカレーを初めて食べた時はそう思ったよ」と店主がニコニコ顔で話してくれました。
ネパールカレーは、「野菜をいかに美味しく食べるか」という視点でスパイスを使っているそうで、スパイスが日本でいう出汁や醤油のような存在なんだとか。また、油の量も適量でしつこくなく、胃にも優しいので、毎日でも食べることができます。
ネパールの味に近づけるため、無農薬の野菜を使って作られている「野菜カレー」を求めて、小松や加賀からお店を訪れる人も少なくないんだそうです。
さて食後のコーヒーが運ばれてくるまで、机の上に置いてあったノートを見てみます。なんか色々な書き込みが。
実は『コイノボリ食堂』は、「人と人とがつながる場」でもあるのです。
ヨガ教室など、定期的にイベントを実施しているのもそのため。
また、「インドに行きたいんだけどビザってどうやって取得するの ?!」といった旅の相談にものってくれます。特に店主はインドやネパールには詳しいので、現地のガイドさんとを直接つなげてもらうこともできるんだそうです。そうやってこの前も、若い女性がインドに行ったんだとか。昔の公民館的存在を目指しているそうです。
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