21世紀美術館の現代アート、いくらでしょう?

ミシュランの旅行ガイドで二つ星を獲得し、訪れたい美術館ランキングでも常に上位の金沢21世紀美術館。現代アートが数多く展示され、世界的にも評価を受けています。そうなると気になるのがそのお値段。現代アートって見当もつきませんが、皆さんはどうですか?今回は人気の2作品の価格をご紹介します。

「カラー・アクティビティ・ハウス」

img_4299白い美術館の建物とのコントラストがとても鮮やか。うずまきのような作品は、見る場所や太陽の光によって無限に色が変わります。ただ見るだけじゃなくて、実際に作品の中を歩いて、体全体で作品を味わえるのが面白いですね。夜には白色灯によるライトアップもなされていて、また違った印象を与えます。この作品の作家、エリアソンは、光、水、風、温度といった、自然界に存在する基本的な要素を駆使し、自然現象を人々に体験させる作品を多く手掛けています。%e3%82%a8%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%bd%e3%83%b3(出展:http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=45&d=460

さて、2010年に誕生したこちらの作品にいくらかかかったのか。答えは9,999円…おっと間違えた、9,999万円です!金沢21世紀美術館の作品収集予算の目安は年1億円とのことなので、ほぼ1年分の予算をこの作品に投じたということですね。す、すごい!作品に対する美術館の気合がうかがえます。

続いて、もう一つ人気の作品

「スイミング・プール」

pool(出典:金沢市)

「え、これどうなっているの?」と思わず近寄りたくなるだまし絵のような作品で、いつも色んな人が覗き込んでいます。こちらの作品、お値段は5,565万円です。作者のレアンドロ・エルヒッチはこういった体感型アートが多く、日常的な思い込みや常識を覆すような驚きを提供しています。

こうした世界的作家、建築家の作品を身近に体験できる21世紀美術館、金沢に住んで良かったと思うポイントの一つです。

詳細はこちら!

金沢21世紀美術館 https://www.kanazawa21.jp/

920-8509 石川県金沢市広坂1丁目21

TEL076-220-2800

※参考文献:『金沢なにコレ100話』(北國新聞社)

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。