肌専用「日本酒」shu re (シュレ)。美肌を作る、日本酒の恵み「α-EG」の力をコラーゲン密度へ

清酒「天狗舞」の醸造元である車多酒造。文政6年 (1823年 )創業の老舗酒造が2017年10月1日に全国販売を開始した肌専用「日本酒」shu re(シュレ)が話題を呼んでいます。 金沢工業大学の研究チームにより、飲用や外用(塗布)いずれの場合でも保湿効果が高く、コラーゲンの生産量を増やす機能があることが確認された「α-EG」という日本酒由来成分が、通常の約3倍量も含まれている肌専用「日本酒」shu re。本商品の開発の経緯から今後の展開まで、株式会社車多酒造の担当者の方にお話を伺ってきました。さらに話の流れで、者の方へのプレゼントもゲット!! 詳細は記事後半をご覧ください。

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α-EGの可能性に注目したのがきっかけ

(今回お話を伺った、株式会社車多酒造の東本さん)

車多酒造としては当初「α-EG(α-エチル-D-グルコシド)」を用いた商品開発をする予定はありませんでしたが、α-EGの研究を行なっていた金沢工業大学バイオ・化学部 応用バイオ学科 尾関健二 教授から、別の会社の商品開発にα-EGを使用するため、原材料提供を依頼され、それに応える形で、α -EGの研究に関与したのが全てのきっかけでした。もともと保湿効果には定評があったため、当初は研究だけはしておこうというスタンスだったものの、「α-EGそのものにもっと他の効果があるのではないか」という可能性は、少なからず感じていたそうです。

その後研究は進み、皮膚の真皮層にある、コラーゲンなどを生み出している線維芽細胞に、α-EGを加えると、線維芽細胞の増殖率が高いことが判明しました。これは結果的にα-EGの力で、より多くのコラーゲンが生産されるということを意味していました。この事が本当に人体でも有効なのか?! もしこれが人体でも有効であれば、単なるスキンケアでは叶えられない新次元のスキンケア商品ができるという事で、研究は一気に加速します。そして昨年新たな装置を用いた検証の結果、飲用ではα-EG1.1%の日本酒50mL/日を6日間飲用、また外用(2週間の塗布)では、0.1%という低濃度の「α-EG」が表皮の真皮層にある保湿効果が高いコラーゲンの生産量を増やすことが判明しました!!

そんなα-EGは、通常日本酒に0.5%ほど含まれているのですが、尾関研究室では「α-EG」の増産技術の研究により3%を超える清酒醸造法を開発し、その醸造法を用いて「 shu re 」が誕生しました。

shu re 特別純米

このような経緯で誕生した2つの商品。その一つが肌専用「日本酒」shu re です。印象的なパッケージデザインは、ちょっとほろ酔いで頬っぺたがポッとしているイメージを表現しているそうです。山廃仕込みにより、奥行きと深みを感じる個性豊かな味わいとなっています。そのままでも、サングリアやハイボールといったカクテルとしても楽しむことができます。

shu re 美容保湿クリーム

α-EGを高含有する純米酒が配合された美容保湿クリーム。ポイントは香り。開発過程では日本酒的な香りを残したものだったそうですが、ローズマリーなどの天然成分由来の香りを入れることにより、より完成度を高めることができたそうです。実際肌につけて馴染ませると、心地よい香りが広がり、その香りに癒されます。

どんな製品へと育てて行くのか !?

10月1日の発売以降、全国各地から問い合わせがきている shu re 。まずは発売したこれらの商品を広く届けることが優先としながらも、そう遠くないタイミングで他の商品もリリースしていきたいとのこと。

今後の展開が楽しみです !!

※ 本事業は石川県の活性化ファンドを活用した事業です。

肌専用「 日本酒 」shu re の問い合わせ先
shu re ホームページ http://www.tengumai.co.jp/shure/

 

株式会社 車多酒造

  • 住所:石川県白山市坊丸町60番地1
  • 電話番号:076-275-1165(受付時間:平日9:00〜17:00 / 土日祝日休み)

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