金沢の坂を楽しもう!ゆったり坂巡り

最近、坂が気になります。坂の地名って実はすごく面白い。その街を愛し利用してきた人々に古くから親しまれてきた名前が残っているから。旅先でユニークな名前の坂を見つけると、ちょっと嬉しくなったりもします。最近は乃木坂、欅坂などアイドル名にも使われているので、坂名を見るとそこに46をつけて脳内アイドルを作る癖が出来てしまいました(今のところ私のお気に入りは広坂46)。今回は坂道初心者ながら、個人的に好きな金沢の坂を3つご紹介します。

●暗がり坂(出典:金沢市)

泉鏡花も使っていたという暗がり坂。久保市乙剣宮より主計町に通じる小路を指し、昼間でも日の当たらない暗い坂道なので、こう名付けられました。かつて旦那衆が人目を避けてこの坂を抜け茶屋街に通ったとも言われるこちらの坂、まさに「人目を避ける」という言葉がぴったりな狭い坂道で、こっそり芸妓さんに会いに行く姿が目に浮かぶよう。坂は非常に短いですが、坂の上と下とで大きく雰囲気が違うところも魅力的。県外からのお友達を案内する時に必ず立ち寄る坂で、金沢らしい写真が撮れると好評です。(金沢市主計町3−15

●不老坂(出典:https://kanazawasaka.com/

細く急な坂道でしたが、明治の中ごろ上菊橋とつながり、のち拡張整備され不老坂と名付けられました。近くにお風呂屋さんがあり、不老長寿によいというので、この名で呼ばれたともいいます。お風呂で不老長寿とはいささか短絡的な気もしますが、こういう縁起の良いネーミングセンスは素敵!歩きづらい坂道も、不老長寿に良いと思えば楽しく登れます。目指せ、不老坂で不老長寿!(金沢市十一屋町2−27

●嫁坂(出典:https://kanazawasaka.com/ 

藩政時代初期、篠原出羽守が娘を本庄主馬に嫁がせる時に、荷物を運ぶために切り拓いたと伝えられています。花嫁衣裳を身にまとった美しい花嫁は、きっと多くの町民に見守られながら坂を下ったのでしょうね。(金沢市石引4−8−1先) 

他にもW坂や亀坂などユニークな坂がたくさんあり、一部は金沢市のホームページでも紹介されています。メジャーな街歩きに飽きたら坂巡りなんかも素敵かも知れませんよ。そうそう、もし坂歩きをする時は、ぜひ万歩計も持って行ってください。歩数が増えていく画面を見ると、健康に良いことをしている自分に満足感が得られます。iPhoneのアプリ、ヘルスケアなら登った階数も表示されるのでより一層坂歩きが楽しめますよ。

以上、金沢の坂紹介でした。読者の皆様おすすめの坂情報もお待ちしております!

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