デートで行きたい!石川県の「恋人の聖地」

『君の名は』などの映画のヒットで必ず出てくる「聖地」という言葉。「聖地巡礼」の他にも「オタクの聖地秋葉原」「ポケモンの聖地」などという使い方がされます。私はこの「聖地」という言葉に、日本の面白さを感じてしまいます。考えてみれば、聖地はもともと宗教の神聖視されている土地を示す言葉です。それが日本ではこうも気軽に使われているという事実。そして、色んな聖地が乱立しても「ここ以外に聖地は存在しない!」なんて怒る過激組織もいないという事実。そこに、八百万の神という日本の価値観というか、仏教も儒教もキリスト教も受け入れ共存させる日本の宗教への寛容さというか、そんな懐の深さを感じてしまうのです。

さて、そんな「○○の聖地」で最も有名なフレーズの一つが「恋人の聖地」です。恋人の聖地とは、国の観光地域の中から選ばれたプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットで、地域の新たな魅力づくりと情報発信の目的で設置されました。(恋人の聖地 http://www.seichi.net/ )その歴史は意外と古く、2006年から活動しています。今回はそんな恋人の聖地から、石川県にある4か所の「恋人の聖地」をご紹介します。 

1)       LOVE&BEACH/サンセットブリッジ内灘

(参照:内灘町

「幸せへの鐘」や「ダブルハート(オブジェ)」がある見晴らし台から、内灘海岸、河北潟、そして町のシンボルである優美な斜張橋・サンセットブリッジなどが見渡せます。水平線に沈む夕日を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

2.おっしょべ恋物語/粟津温泉

(参照:http://www.notoya.co.jp/scene/lovers.html

奈良時代に開湯した北陸最古の温泉地、粟津温泉。この地には、400年も前から語り継がれる「おっしょべ恋物語」があります。それは旅館の奉公人として働いていたお末と竹松のハッピーエンドの恋物語。温泉街を歩けば、二人がデートの待ち合わせをしたと伝えられる「おっしょべ滝」や、春の女神とも呼ばれる「岐阜蝶」が見られる「おちょぼ池」などもあり、歴史ある風情が漂う温泉街と合わせて二人でのんびり散策するのにおすすめです。

3.一里野温泉/白山温泉郷

(参照:http://ichirino.gr.jp/spa/index.html

日本三名山のひとつ「白山」。そこにはある伝説が残されています。それは、古代白山麓に住んでいた若い男女が、雪解けの頃白山に詣で、神の導きのもと夫婦の契りを交わしたというストーリー。そんなロマンチックな伝説のある白山を眺めながら、静かに愛を語り合ってみてはいかがでしょうか。

4.輪島せっぷんとんねる

映画『忘却の花びら』の劇中に、主人公とヒロインが二人の愛を確かめ合い、この洞窟で接吻したことからその名がつけられた「せっぷんトンネル」。キスではなく接吻という言葉を使うところが趣深いですね。こちらでは、通り抜けて振り返った時にだけ現れるハートマークの仕掛けがあり、写真撮影も可能です。ドライブの記念にいかがでしょうか。

以上、石川県の「恋人の聖地」でした!

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