県外出身者から見た「ここが変だよ金沢人」

金沢在住2年目、日々の暮らしのなかで見つけた金沢の不思議をご紹介します!

1.帰り際に「ようこそ」!?

%e3%81%8a%e3%81%a7%e3%82%93金沢の飲食店で時折見かける「ありがとうございました、ようこそ!」という挨拶。初めて聞いた時は驚きました。え、「ようこそ」って、別れの挨拶なの?通常「ようこそ」は人を迎える時に使う言葉ですが、この地では別の意味があるのでしょう。次もウェルカムだよ、そういう意味だと勝手に解釈していますが、真相は分かりません。ご存知の方、ぜひ教えてください。

 2.加賀百万石の影響力

%e3%81%b2%e3%82%83%e3%81%8f%e3%81%be%e3%82%93%e3%81%95%e3%82%93百万石祭り、ひゃくまんさん、百万石ビール、百万石バル…。金沢にいると至る所で目にする、この「加賀百万石」系のネーミング。私の出身・福岡は福岡藩(俗称:黒田藩)ですが、その名前は黒田官兵衛関連のお土産でしか普段目にしません。福岡はせいぜい五十万石なので百万石がどれほどすごいことかは想像できますが、それにしても、百万石、溢れています。

3.8番らーめんに行きたがる

8ban「めっちゃ美味しいってわけじゃない。」金沢の友人は表面上は卑下しながらも、足しげく通っています。地元の人曰く、昔はこれ以外に美味しいラーメン屋は少なかったとのこと。現在は金沢にもラーメン屋が乱立していますが、それでもやっぱり通ってしまうのが8番らーめん。地元の人に愛されて今年50周年を迎えます。CMで流れている「なんでやろう、8番」というナレーションはまさにそんな「妙に食べたくなる」地元の声を表していますね。ああ、私もなんだか食べたくなってきました。

 4.雨と曇が多すぎて、「晴れ」の定義が不明確

img_2549「今日晴れて良かったですね!」ヨガのレッスンに行くと、先生がにこやかに挨拶してくれました。そうですね、と微笑み返しながらも内心は疑問でいっぱい。雲、めっちゃあるやん。これ、晴れって言うんかいな。そう、金沢に来て知ったのですが、ここでは「晴れ」のハードルが非常に低いのです。雲が多くても、少し光がさしていたらそれは「晴れ」と言う人も。むしろ「雲一つない」天気なんて存在しません。地域柄ですね。

5.「ハントンライス」「オランダ煮」「べろべろ」…料理名がなぞなぞ

%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%b9ハントンって何?初めて聞いた時、「半豚」と脳内変換し、半人前の豚丼かと思ってしまいました。知らなかった料理は他にもあります。秘密のケンミンショーでも紹介された石川県の夏の惣菜、「茄子のオランダ煮」。揚げた茄子を煮汁に浸したこの料理は、長崎発祥の言葉で全国に広まり、加賀地方では今でもこの呼び名が定着しているそうです。そして極めつけは「べろべろ」。ショウガのきいただし汁に溶き卵を加えて固めた、金沢の郷土料理です。想像すらつかない料理名。どれも県外出身者にとっては初めて聞くものばかりです。知らない料理に出逢えるのも、金沢の面白さですね。

以上、「ここが変だよ金沢人」でした!

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コメント

    • ぽん
    • 2016.09.29

    「ようこそ」は「ようこそおいでくださいました」の略ですから、次も、と言うよりは今回に関しての「よく来てくれたね、来てくれてありがとう」 という意味だと思います。
    歓迎としての「ようこそ」も使いますが、来てくれたことに対する感謝の気持ちを強調するために、別れ際にも言うのかな、と思います。

      • yuri
      • 2016.09.29

      なるほど、感謝の「ようこそおいでくださいました」なんですね。
      コメントありがとうございます。勉強になりました!

    • アレン
    • 2017.11.16

    8番は判る気がする
    大阪帰ってきてからも北上して8番見るとついつい入ってしまう
    夏はざるラーメン
    冬はもつ味噌ラーメン
    常に欲しております